TBS(9401)と楽天(4755)の駆け引きは続く
2005年10月16日 17:15
[このリンク先はすでにページが削除されています]によれば、TBSのポイズン・ピル(増資による買収防衛策)発動の是非を決定する第三者機関である「企業価値評価特別委員会」の委員に個別に根回しを始めたほか、政治家、有力経営者にアプローチを続けているという。
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TBSはさらに、既存安定株主に対し、株式の買い増し要請をしていることも明らかになった([このリンク先のページ(tokyo-np.co.jpなど)は掲載が終了しています])。記事によれば現在40%強を占めている安定株主の比率を50%超にし、最悪でも楽天に経営をコントロールされないようにするという思惑があるらしい。
もちろんこれら「安定株主」もTBSべったりというわけではなく、仮に楽天側が高値で公開買付(TOB)を行った場合、それらの株主が楽天側に保有株式を売却する可能性も出てくる。
統合話を急がねばならない事情がある楽天のこともあわせて考えると、ここしばらくは表舞台だけでなく裏舞台でも、激しい駆け引きが続けられることだろう。
……事情は分かるが、「第三者」機関に根回ししたら、第三者にした意味が無いだろうと思う人も少なからずいるに違いない。やはり「第三者」と言っても大義名分に過ぎないのだろうか。
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