【更新】本離れ、実は中高年の方が深刻。読売世論調査が語る

2005年10月31日 04:40

読書イメージ[YOMIURI ONLINE]によると、俗に言う「本離れ」は若年層よりもむしろ中高年齢層の方が深刻であることが読売の世論調査から明らかになった。年代が上がるにつれて「本離れ」の傾向が見られるという。

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本離れの傾向は特に「中高生を子に持つ人が多いであろう40歳代」に見られた。20から30歳代は前回の調査より「本を読まなかった」人が減ったのに対し、40歳代以降は上昇傾向にあり、特に70歳代にもなると66%にも及んだ(この一か月の間に)。

また、インターネットによる通販で本を購入した人の割合は前回より3ポイント増えて10%だったが、特に20から30歳代が2割台としている。

このように具体的な調査結果が数値として出てくると「今時の若い者は本も読まずに……」という良く耳にする愚痴が単なる「間違った認識」に過ぎないのかもしれないかと再認識させてくれる。

ネット通販で本を買うのはもちろんだが、今後は今まで以上に携帯をはじめとするデジタルメディアで「本」を読んだり、あるいはiPodなどのような携帯プレイヤーで名著を耳にするなど、さまざまなスタイルで「文章を楽しむ」ことが普及するようになる。紙媒体における書物に目を通す以外は「読書」ではない、と一律に切り捨てると、間違った認識をしてしまうかもしれない。

もっとも「読書」とは「書を読む」というのことなのだから、正確には自分で文書を読まねばならない。携帯やパソコン上の文章を読むのはともかく、携帯プレイヤーで名著を聞くのは「読書」には当らないのだが(苦笑)。

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