米マクドナルド、商品の包みにカロリーや栄養成分表示
2005年10月27日 19:35
【共同通信】によると米マクドナルドはアメリカ時間の10月25日、来年前半にもハンバーガーやフライドポテトなどの包みに、カロリーや栄養成分を表示すると発表した。顧客の健康志向の高まりに応えるための対応だとのこと(【米マクドナルド発表リリース、英語】)。
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新パッケージは来年の2月、冬季五輪が開催されるイタリアでお披露目される。その後、来年末までには世界の2万店舗以上で採用する。日本でも取り入れられるかどうかは不明(リリース本文を読んでも「アジア」という表記しかない)。
ファーストフード店ではその塩分やカロリーの高さから、栄養成分をおおっぴらに表記することを控えていたそぶりがあるが、最近の健康志向の高まりや食物アレルギーの問題などから、次第に情報を開示する傾向にある。特に外資系チェーンでは、細部に渡る情報を提供している。今件のマクドナルドにしても、【日本マクドナルド】では公式サイト上に各商品の成分表を掲載し、各店舗にもその写しを設置して誰でもすぐに閲覧できる体制を整えている。
パッケージに栄養成分を表記するのは先進的で良いと思うのだが、購入してからカロリーが高いとか塩分が多いと気がついたのでは遅い。例えば購入時に直接店員がオーダーを聞くのではなく、タッチパネルか何かで商品を選択し、逐次単品それぞれや、合計の栄養成分が瞬時に計算・表示されるシステムを提供するというのはどうだろう。あるいは携帯電話と連動し、買う前に自分である程度目算をつけられるような仕組みを構築する手もありではないだろうか。あるいはQRコードを併記して、それを読み込むと携帯用公式サイト内のその商品の紹介ページに飛ぶようにしておくとか。
もっとも、少なからず手間は余計にかかるようになるので、「それくらい気にしない」という人ならカロリーなどの栄養成分など気にせずにオーダーしてしまうから、そんなシステムを作っても意味がないのだろうが(苦笑)。
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