「仮装売買」で株価操作、投資会社役員を逮捕
2005年10月26日 19:45
上場会社の株価を操作してつり上げ、高値で売りぬけていたとして、大阪地検は10月26日、投資事業会社「バーテックスリンクインベストメンツ」取締役の倉橋正治容疑者を、証券取引法違反(相場操縦)容疑で逮捕した。一連の取引で容疑者が得た利益は約9000万円にのぼるとみられている([このリンク先はすでにページが削除されています])。
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倉橋容疑者が不正操作の対象としたのは【ソキア(7720)】。2002年春ごろ、株価をつり上げる目的で売りと買いの注文を同時に出すなどの仮装売買を繰り返し出来高を跳ね上げて動機付いたと見せかけた。同銘柄の株価は同年4月から一ヶ月くらいの間に200円台から500円台に跳ね上がり、その間に倉橋容疑者は株式を売りぬけ、9,000万円程度の利益を得たとしている。
当時のチャートを見てみると確かに急上昇と急降下を繰り返しているのが分かるが、3年も前の仮装売買による相場操縦の違法容疑について、今ごろになって逮捕に踏み切るとは、それほどまでに調査に時間がかかるものなのだろうか。もちろんしっかりとした証拠固めは必要に違いはないのだが。
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