配信される番組は、ニュースや社説、それに読売新聞の本誌から選んだ今日のトピックスなど。番組の長さは約20分ほど。ニュースはすべてではなく、読売新聞側が選んだ約10本を提供し、社説の場合は当日朝刊分、コラムは夕刊分を全文朗読する。平日の毎朝午前6時に更新。

コンテンツを有効活用するという点では、今回の試みは面白い。ただ、近々のニュースの音声による配信は結局「ラジオと同じではないか」という疑問もある。Podcastingの最大の利点、ラジオとの相違点は、ユーザーが好きなコンテンツをいつでも選んで音楽と同じような感覚で聞きだせることにある。その観点から考えると、最新情報よりは読み物系、時間の経過にあまり関係無いものをメインコンテンツにした方がニーズにマッチするのではないかと思われる。

例えば今Garbagenews.comでも最新情報よりは、姉妹サイトの【ネフローゼ闘病記】のダイエット手法の解説コーナーの音読(音読するのが面倒ならば自動音声出力プログラムを用いてデータ化すれば良いだけの話。ボランティアでもいれば話は別だが……)をPodcastingした方がいいのだろう。

ともあれ、このような技術は考えれば夢は幾らでも広まるものだ。