テレビの影響力は……ボージョボー人形
2005年10月06日 14:29
先日「ザ・世界仰天ニュース」などのテレビ番組で「幸せを呼ぶ人形」として紹介されたサイパンの願掛け人形、ボージョボー。民芸品のようなつくりをした質素な外形だが、手足の結び方によって恋愛運・金運・その他の運(説明サイトによっては「健康」とも記述されている)を叶えてくれるという不思議なもの。番組で、特に恋愛運が適うという事例を何度と無く紹介したせいもあり、人気沸騰中だという。「恋愛運はともかく全体的な運とか金運で試してみるのもありかな……」と思い、Googleで探してみたら【出てくる出てくる】 。なんでこんなにと思って調べてみたら、最初に放送で紹介されて以来、すでに結構話題になっていたらしい。
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もちろん製作元も大忙し。「なんでこんなに忙しくなったのか分からん」と先の番組でも語られていたが、そりゃそうだろう。恐らく増加分の九割九分までが日本人だとは思うが、それにしてもテレビの影響力には驚かされる。
検索上から通販サイトをたどってみると、「本物」をうたっていたり(つまり他のところは偽物が多いということか)、科白まわしをコピーしたのかまったく同じ説明文だったり、複数の店舗で値段がなぜかサイパンでの価格の数倍の高値で一致していたりと、よく言えば商魂たくましいありさまが見て取れた。本来ならこの記事でもネット通販のショップへのアフリエイトリンクを何件か貼るべきなんだろうが、あまりにもアレなので今回は取りやめ。気分が醒めてしまった感じだ。
人の思い・精神力・潜在意識というものは使い方次第で素晴らしい力を導き出す。これだけ多くに知られて口コミでも効果が語られれば、その媒体としての願掛け人形としての力は十分にあると思う(言及するだけの権威も調査力もないからその人形そのものに聖なる力があるか否かはここでは語らないし、人形そのものが如何わしいというわけでは「決して」ない)。
とはいえ、あまりにも……という気持ちが抑えられないのは自分だけだろうか。
追記:どうやらこの人形の噂の広がりは、主に女性陣のブログやサイト上での口コミ効果もかなりのものがあるようだ。一種の「バイラルマーケティング効果」ともいえるだろうか。また、サイパンだけでなくグアムでも販売しているとの情報もあった。……誰かプレゼントしてくれないかなぁ(苦笑)。
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