マネックス・ビーンズ、OpenIPO準備会社設立
2005年10月06日 06:44
【マネックス・ビーンズ・ホールディングス】はWR Hambrecht+Co社、ZenShinCapitalPartnersと共同で、日本におけるOpenIPOの実施を検討する準備会社を設立したことを明らかにした(【リリース、PDF】)。これは昨年8月の米国Google社のIPOや今年5月の米国モーニング社のIPOなどで実施された方法で、日本で従来行われている「ブックビルディング方式」ではなく「ダッチオークション方式」を用いるというもの。
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「ダッチオークション方式」とはリリースによれば、「一定の募集株数に対し投資家は購入を希望する価格、株数を入札し、価格の高い方から順に募集株数に至るまでの入札が落札対象となる」方式。従来の「ブックビルディング方式」と異なり、IPOの価格そのものがWeb上でのオークションで決定され、価格決定や配分のプロセスの透明性が高まるという。
非常にざっくばらんに例えると、現状のIPOの公開直後の初値売買をIPO直前に行ってIPO価格や配分も決定しようというところか。もちろん様々な取り決めは必要になるだろうし、今件は実施の「検討」をする「準備」会社の設立に過ぎないので、ステップはまだまだ多い。だが、一部で不公平感がないとは言えない現状のIPOシステムに対し一石を投げかけるものとなるには違いない。
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