「ビデオiPodは欲しいが1万円台で無いと」携帯プレイヤーの調査まとまる
2005年10月27日 12:00
マーケティングリサーチ会社のインフォプラントは10月24日、携帯音楽プレイヤーに関する意識調査をiモードユーザーに対して実施、それによればハードディスク内蔵型のポータブルオーディオプレイヤー(以後「携帯プレイヤー」)を持っていない人の7割が「欲しい」と考えていることが明らかになった(【発表資料、PDF】)。
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調査結果によれば、携帯プレイヤーの所有率は15.4%。保有していない人でも今後「買いたい」と考えている人は71.5%に及ぶ。ただし1年以内の購入を予定している人は12.2%とそれほど高くは無い。
世間一般では携帯プレイヤーといえばAppleの「iPod」の名前が知られているが、今後購入予定の人でチョイスしたいメーカーは「SONY」が41.7%と一番で、続いて「Apple」の27.9%と意外な結果に。ただし「分からない」という回答も29.8%あった。さらに、「Apple」は年齢が低いほど支持が多いことも明らかに。
また【NIKKEI NeT】によれば、購入金額の目安は「1万円台」が5割半ばを占め、現在のビデオiPodの価格帯である3万5,000円以上を目安にしている人は全体の2%に過ぎなかったという。
今調査では、若年層は「Apple」・熟年層は「SONY」というブランド意識が明らかになったのも興味深いところだが、それ以上に「動画を見る機能はあった方がいいが、それにしても高すぎる」というように、技術は認めるが費用対効果の面ではまだまだ購入の対象にはならないという現実が見て取れる。
今後コンテンツの増加により魅力度が増すとともに、量産化や他社との競争によって、ビデオiPodや同機能を持つ他社製品が値を下げてくれば、現行の携帯プレイヤー同様の普及度が見込めるかもしれない。
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