村上ファンドの阪神電鉄(9043)の株式38%取得報道で買い注文殺到
2005年10月04日 12:20
すでに[このリンク先はすでにページが削除されています]通り、旧通産省OBの村上氏が率いる投資ファンド(通称村上ファンド)が【阪神電気鉄道(9043)】の株式を買い付けして約38%保有していることが明らかになった。同銘柄は個人投資家を中心とした思惑買い注文が殺到し、午前中はS高の1067円(前営業日比100円高)で推移、午前中の売買は成立しない状態となっている。12時過ぎ現在、売り買い差し引き100万株ほどの買い優勢。
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総数の1/3を超える38%の株式所有で、村上ファンドは阪神電鉄に対し、株主総会などにおける重要案件の議決の際に拒否権を行使できるなど、経営に大きな影響を与えることができるようになる。そのため、阪神電鉄の幹部は今日の午前に村上ファンドと連絡を取り、今週中にも面談して株式取得の真意などについて尋ねることを明らかにしている。
球団関連銘柄は通常その球団が優勝の可能性が高くなるにつれて値を上げ、優勝が決定すると「材料出尽くし」として売りに出されて値を下げることが多い。だが今回の阪神の場合は、優勝と前後して村上ファンドの買い付けが明らかになり、値がつりあがったまま推移しているという稀有なパターンを形成しつつある。
売り方の中には村上ファンドの登場に青ざめている者も多いのではないだろうか。
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