米企業の89%がブログを導入済み・導入予定。社内外の両面でメリットあり

2005年10月26日 03:20

インターネットイメージ【NIKKEI NeT】の報によれば、【米iUpload社】は米企業におけるブログ導入について調査した結果を発表、それによればブログの導入は企業の規模・業種を問わず浸透しており、89%が「ブログを導入中」「ブログの導入を予定している」との回答が得られたという(【英語原文レポート】)

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アンケートはマーケティング幹部向けの専門誌の読者5000人に対して電子メール送付の形で実施し、140人から得られた回答を元に集計。それによると、50%以上が過去1年間に1つ以上のブログを導入、この1年間で急速に普及しつつあることがうかがえる(ブログを3年以上にわたって利用している回答者、つまりブログの古参者は10%未満に過ぎない)。

導入の成果もさまざま。社内要因では「知識共有」が63%、「コミュニケーションの向上」が44%、「プロジェクトの管理」が30%など。一方で社外要因では、「宣伝やマーケティング」が61%、「経営中枢の考え方のおひろめ」が同じく61%。CEOの30%以上が自らのブログを持っているともいう。

ブログを導入しない企業にとって、導入を妨げる要因は技術的な問題でないことが多い。主要因は「得られる成果、メリットが定かでない」「ブログを維持する熱意、意気込みが無い」としている。

個人レベルや芸能界では日本もかなり普及してきたといえるが、ビジネスツールとしてCEOや経営陣が上記のような理由でブログを展開している人はそれほど多くない。「筆不精」ならぬ「ブログ不精」にでもなれば逆効果に過ぎないが、例えばライブドアの【堀江社長のブログ】のように少なからぬ影響力を及ぼしているものもある。

企業の内情や「公知すべきではないさまざまな事柄」をブログ語られてしまうのは企業にとって頭を抱える事態に他ならないが、上手に管理運営していけば企業ブログは企業に対し、大きな効用をもたらすことだろう。

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