タカラ(7969)、ガンホー(3765)との業務提携を発表。子会社ブロッコリー(2706)の株式を一部ガンホーに売却(25日07:30更新)

2005年10月24日 19:00

株式イメージタカラ(7969)ガンホー(3765)は10月24日、玩具やゲームの開発、さらにはキャラクターグッズなどの制作において業務提携を行うことを明らかにした。さらにタカラは子会社のブロッコリー(2706)の株式51.3%のうち19.5%をガンホーに売却する(【ガンホー側発表リリース、PDF】)。

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リリースによれば今回の株式売却についてタカラは

現在取り組んでいる再建計画の途上で、玩具を中核とした事業へ経営資源を集中させる方針であります。そうした中で、当社(※ブロッコリー)に対しては、タカラグループにおける玩具事業領域よりも、新たな出資パートナーの理解と協力を得て得意領域に特化した事業再構築を模索する、という方針が示されたことによります。


と、今回の事業提携、ブロッコリーの株式売却の理由を説明している。なお売却後、ブロッコリーの筆頭株主はこれまで通りタカラのままだが所有率は31.8%となり、一方でガンホーは19.5%を保有し第二大株主となる。保有株式数が過半数を切るため、ブロッコリーはタカラの子会社ではなくなる(親会社・子会社の関係ではなく関連会社の関係になる)。

ガンホーとしてはブロッコリーのキャラクター素材や開発能力を自社オンラインゲームに活かすために今回の業務提携に乗り出したものと思われる。

ますますアニメライクなオンラインゲームがガンホーから公開されることになるのだろうか。また、ゲームに絡んだキャラクターグッヅの販促も一層強化されることだろう。

(25日07:30更新)なお共同通信などの報によれば、タカラの佐藤会長は、合併までに残りのタカラ保有のブロッコリー株式も複数の企業に売却する意向を示している。仮に全株式をガンホーに売却すれば、タカラはガンホーの子会社になる。

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