楽天(4755)、証券仲介業を行い「楽天市場」で株式や投信販売へ

2005年10月20日 12:00

株式イメージ【Mainichi INTERACTIVE】の報によれば、楽天(4755)はインターネット専業の証券・銀行業務に参入する方針を明らかにした。すでにDLJ証券を買収して設立した『楽天証券』が子会社として存在するが、本社自身が証券仲介業を行う。また、既存銀行と提携してネット銀行を設立し、個人ローンなども実施するという。ネット銀行は金融庁の認可が出れば年内にも設立の予定。

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楽天側ではユーザーの利便性を高め、知名度を活かすため、楽天本体も証券業務を行う必要があると判断し、証券仲介業制度を利用。楽天本体が楽天証券と証券仲介業契約を行い、楽天市場で株なども購入できるようにする。サービスとしては、株式取引手数料の1%を楽天ポイントとして付加することも検討しているという。

TBS(9401)との経営統合云々もあわせ、「とにかくITで色んなものをくっつけてリンケージさせ価値観を高めよう(。そうでないとライバルに先んじられてしまう、あるいはそう思われてしまう)」という考えがありありと見て取れる。あまりにも早急すぎるような気もするが、アイディアとしては面白いに違いない。例えば楽天市場のトップページに「本日のお買い得銘柄」とか、検索機能に「優待付のお得銘柄検索」というのも付け加わるのだろうか。

もちろん同業他社も黙ってはいないだろう。【Yahoo! Japanもすでに「証券窓口」】なるコンテンツを設立しているが、同じように【Eトレード証券】を通じてYahoo!ポイントの付加などのサービスも行うようになるのだろうか。

一般商品と並んで株式や投信が購入画面上に表示される。愉快なような、末恐ろしいような、複雑な心境になる人も少なくあるまい。


(最終更新:2013/09/04)

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