記事では三木谷氏とインタビュアーとの会話で詳しい経緯が記されているが、過去には銀行参入は考えていないと言っていたものの、方針を変えて参入するとしている。方針理由の変更は「インターネット銀行の普及度が高まったので『行けそうだ』と思い直した」。

さらにインタビューでは銀行業参入だけでなく、「赤字覚悟で楽天球団の増強」に力を入れること、そして「放送とインターネットとの垣根は低くなる」とした上で放送業参入の可能性をも示唆している。

[ライブドア(4753)]や[サイバーエージェント(4751)]などと並びキャッシュリッチなIT総合商社と称されることの多い楽天だが、すでにネット証券会社を手中に収めているのはご存知の通り。今度の銀行業参入によって、ますます金融業界への傾注度が高まることは必至だろう。