職業別については冒険者が32.03％ともっとも多く、続いて商人(交易系)21.67％、商人(生産系)20.13％、軍人24.16％、海賊2.00％の順となった。2系統をあわせると商人が一番の人気であることがうかがえる。

また、多人数が同時に参加するネットワークゲームにおいて常に話題となるPK(PlayerKill、他人のプレイヤーキャラクタを殺傷、あるいは行動不能にしてアイテムなどを奪う行為)に該当する海賊行為については、全ユーザーを対象とした場合の回答が「賞金首を討伐した際のメリットを強化」「賞金首になる際のデメリットを強化」「東地中海を恒久的に安全海域にする」など、海賊行為への取締りの強化方向へのシステム変更(海賊行為そのものの否定ではない)を求めているのに対し、海賊側に限った回答では「全海域を危険海域にする（そもそも危険な海であることをゲーム開始時から理解させる）」など、逆に海賊行為そのものの更なる自由化を求めている。ゲームそのもののリアリズムとあわせ、バランス調整の難しさがうかがえる。

なお海賊行為については両サイドの意見に「危険海域内でも、相互のレベル差や船種の違いがありすぎる場合、戦闘できない仕組み」「危険海域内でも、初級者プレイヤーが保護される仕組み」が入っている。他のネットワークゲームでも、このような初心者保護の仕組みが採用されている場合が多く、バランスをあわせるという意味ではこれらのシステムが採用される可能性が高い。

今回のアンケート結果の内容は、ネットワークゲームのプレイスタイルの一例を表すと共に、バランス調整がいかに難しいかを如実に映し出した好例といえるだろう。

(最終更新:2013/09/20)