亀田製菓(2220)、優待制度変更。されど……
2005年10月02日 13:35
「♪亀田のあられ、おせんべい」のキャッチフレーズで有名な製菓会社、【亀田製菓(2220)】が株主優待制度を変更した。10月1日から実施される、単元株数の変更(1000株から100株へ)に伴うものと思われる。だがその内容は多少期待外れともいえるものだった。
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【発表リリース(PDF)】によれば、これまで年2回「1000株以上に自社商品3000円相当」だったのが、同じく年2回「500株以上1000株未満には自社商品1000円相当、1000株以上には3000円相当」に変更される。単元株数が100株に変更され取得しやすくなったものの、優待を確保するためには500株の所有が必要となる。
そもそも単元数を少なくする最大の目的は「流動性を高め株主数の増加を図る」ところにある。多くの株主を得たいという意図が会社側にあるのなら、500株からではなく、100株からにするべきではないだろうか。負担増との兼ねあわせもあるのだろうが。
ちなみに今改正は「平成18年6月下旬贈呈分からの実施」と表記されており、来年3月下旬の権利確定分から有効となる。単元株数変更で優良優待銘柄になるのではないか、と期待していた人も多かっただろうに、重ね重ね残念。
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