【更新】『一太郎』訴訟、高裁でジャスト側逆転勝訴

2005年09月30日 22:36

インターネットイメージ【松下電器産業(6752)】が、【ジャストシステム(4686)】のワープロソフト『一太郎』などに自社の特許権を侵害する部分があるとしてソフトの販売差し止めを求めていた訴訟の控訴審判決で、知的財産高裁は30日の今日、松下側を勝訴とする第一審の東京地裁判決を取り消し、訴訟を棄却した[ジャストシステム側リリース、PDF]。

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侵害の有無を問われていたのは、パソコンの画面上でマウスの絵と「?」マークを組み合わせた「ヘルプモード」ボタンを押し、別の機能を実行するためのボタンを押すと、その機能説明が表示される技術。判決理由で篠原裁判長は「特許は出願以前の技術で発明することが出来るため、進歩性を欠くため無効である」と述べている。なお今件について松下からの発表はまだ無いが恐らく上告するものと思われる。

ここしばらく500円台を行き来していた同社の株価は7月に入ってからいくつかの材料が出て急上昇、一時期は3000円近くまで上昇。その後急速に値を戻すなど乱高下を繰り返していた(本日の終値は1,461円)。今回の勝訴判決が同社の株価に与える影響は少なからぬものがあるだろう。

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