【更新】『ファイナルファンタジー』『ドラゴンクエスト』欧米や中国で携帯向け配信
2005年09月27日 17:35
[Yomiuri Online]が報じたところによれば、【スクウェア・エニックス】が同社の携帯電話向け配信サービスのうち、『ファイナルファンタジー』と『ドラゴンクエスト』について、来年中に欧米や中国で開始する方針を固めたとのことである。
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両タイトルは同社の大黒柱的タイトルで国内だけでなく海外でも高い評価とセールスを記録している。日本と比べると欧米や中国では、ネット接続の可能な携帯電話の普及率はきわめて低いものの(記事では欧米では1割程度とある)、家庭用ゲームソフト市場では日本国内よりも海外の規模が大きいのが実情。そこで同社は海外進出を本格化させることにしたという。
ネット端末としての携帯電話の普及増加率は、ほぼ行き渡ってしまった日本と比べれば欧米、中国が高くて当然。とはいえ、「家庭用ゲーム機市場が大きい」=「携帯用ゲーム機市場も大きい」という方程式が当てはまるかどうかは疑問。
むしろ、日本の(複数の団体の主張によれば)「ネット端末の携帯が普及し家庭用ゲームの顧客を奪われた」状態がじきに欧米や中国でも起きるだろうから今のうちに、ということなのか。それとも「これからネット端末携帯が伸びるから今のうちに『他キャリアに差をつけるためにうちのゲームをどうぞ』」と高値で売る目論見があるからなのか。思惑は分からない。
とはいえ、ゼロから創るよりは幾分楽に思える移植作業で、あるいは日本市場における展開よりも大きな利益が期待できるのなら、海外での配信は間違ってはいないだろう。
……とはいえ、為すべきことをきちんと為しておかないと、海外じゃ即訴訟もありえますから、ご注意を。日本ほど甘くはないですよ、と(苦笑)。
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